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2007年10月26日 (金)

2千人の熱気 憲法への確信を深める 10.21福島県9条の会秋の講演会

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井上ひさしさん講演「理想と堅実、憲法」

 山形県羽前小松(現川西町)生まれで野球少年だった井上さん。社会人野球の東北の雄だった「福島日東紡」の左腕阿部八郎投手にあこがれて毎週のように福島に通ったことを紹介し、板屋峠から福島盆地が見えるとワクワクした。自作の芝居の主役をやった佐藤B作さんの出身地の福島はすばらしいところだ、と福島をもちあげ「どこでもはじめはその土地をほめるんです。」と最初の爆笑を誘い、いよいよ本題に入るかに見えて、脱線し、笑いを誘い、また脱線したように思わせていながら、しっかりと本筋を聴衆にすとんと落とす。いつまでも聞いていたいような話でした。以下その概要を紹介しますが、あの面白さは実際聞かないと分からないでしょう。

※9条の会は9人の呼びかけ人となって、会則もない、会長もいない、会費もない組織だ。今現在は8000を超えている、高知県のある市では「自民党市会議員9条の会」があるそうだ。

※安倍政権が崩壊して気が抜けたという雰囲気がるが、国民投票法案も通って いるので油断できない。日本人は、というより人間というものは気が変わるもの。これは人間の習性だ。昔「バスに乗り遅れるな」ということがあった。誰かがバスを仕立てる。みんなが一斉にそれに乗る。「グローバル」とか「構造改革」とか、言葉を聞いただけでいいことのように思ってしまう。うすっぺらな「ことば」意味も内容もしっかりわからないまま事態がすすむ恐ろしさがある。

※憲法をおしつけだという人がいるが、背広はイギリスから日本に押しつけられたという人はいない。ソフトスーツはイタリアのアルマーニ社の会長が日本の宿の浴衣・羽織・どてらをヒントにつくり、世界中に広がった。日本食=米と魚と海藻を食べる=が世界に広がっている。「米と魚と醤油」のうまさの日本の「鮨」は、世界中に猛烈な勢いで広がっている。いいものは世界中に広がっていくものなのだ。

※日本国憲法は、世界のありとあらゆるひとたちが、革命や独立のための闘いで血を流しながら実現してきた、人間が人間として生きていけるための原則=基本的人権をまとめたものである。人類の歴史の有益な獲得物の集大成が、戦後のあの時期の条件のもとで奇跡的に「日本国憲法」として実現したものだ。

※憲法は日本ではあまり大事にされていないが、しらない内にしでかした大仕事の話をしたい。1957年(昭和32)~58年、国際地球観測年とされ、南極探検が始まり、米英ソ仏日など7ケ国が参加した。ところが米ソが軍事的対立などでどのように観測を進めるかが決められない。その時、日本が「諸国民の公正と信義に信頼し」という憲法前文を各国代表に示しそのことをきかっけに1961年に南極条約が成立した。南極について「領土権凍結」「軍事利用禁止」「各国の科学観測は自由」という原則が確信された。日本国憲法が南極条約をつくった。この観測の結果オゾン層の破壊などの研究が進んだ。今や、南半球の全体に広がり、北半球でも追求が始まっている「非核兵器地帯」の諸条約の条文には、例外なく日本国憲法が引用されている。親(政府)が冷たくしても、この孝行息子は世界の半分を非核兵器地帯にする仕事やってのけたのだ。

※憲法を古いなんどという人がいるが、古いといえば天皇制はもっと古い。漢字も随分古い。

※9条を守るということは「きょうの日常が、明日も、明後日も続いていって欲しい」ということだ。基本的人権とは「自分の生き死には自分で決める。誰かの命令で誰かを殺しに行かない。」ということだ。

※中立という第三の道があり、日本国憲法はそれにもっともふさわしい。第2次世界大戦でもスウエーデン、カナダなどは中立国として捕虜待遇の監視などの仕事をした。

※ゆるがぬ大地としての日本国憲法の精神を生かした日本は、現在の「アメリカの三下奴」という情けない状態からぬけだし、21世紀の世界の価値をつくり出していくことができるようになれる。そうすれば、世界から尊敬される日本になれるのだ。

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第19回定期大会終わる 貧困・格差是正 平和な日本を目指して

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十月十四日()、魚喜本店で第十九回定期大会が開催され、〇六年度運動の総括、〇七年度運動方針など全議案を満場一致で可決し、河崎議長以下役員も全員満票で信任されました。

貧困・格差を断罪 

はじめに挨拶にたった河崎議長は、安倍辞任の無責任さを批判し、具体的な数字や実例を以って貧困と格差の拡大の実態を明らかにしながら、新自由主義路線を厳しく断罪しました。

政治を変える好機

来賓の野木県労連事務局長は、郡山の憲法闘争の先進性を指摘し、その上で参院選後の情勢にふれて、われわれのがんばり次第では政治を変え要求実現できる可能性が切りひらかれてきたことを強調されました。そして、この間の

新組合の相次ぐ結成にふれて組織拡大を呼びかけました。ほかに、私教連の小林さん、共産党の神山県議からご挨拶をいただきました。

柏木さんへカンパ3万円

その後、PTA雇用職員不当解雇反対の闘いを進めている柏木さん本人と国鉄闘争を闘っている全動労の梅木さんからの訴えがありました(柏木さんへのカンパ3万一千229円)。

星事務局長の一括提案の後、討論に入り、

七名の代議員が発言

それぞれの意見を簡単に紹介します。

①坪井さん(市職労)

郡山の平和運動の継続性は全国でも高い評価を受けている、平和運動への若者の積極的な参加が課題である。

②伊藤さん(年金者)

高齢者医療制度は例のないひどいもの、署名に取り組もう、そのためにも学習が大事。 

③笠原さん(市職労):県人事委員会の九年ぶりのプラス勧告。が、県が実施するかどうか予断許さず。国保税の減免制度実現の取り組みや公契約条例制定運動に取り組んでいきたい。 

④谷野さん(県立高教組):学校の需用費カット、ひどい実態がたくさん。「ゆきとどいた教育を求める」全国署名に協力を。

⑤小池さん(帝京安積):勝利和解実現、皆さんのご協力に感謝。不当労働行為を認めさせるなど画期的な中身。課題は組織拡大、残り3ヵ月、1人でも2人でも組合員増やすためにがんばる。

⑥岡田さん(県立高教組):高校全県1学区問題、学校間格差をさらに拡大させ競争を激化させるのは明らか。県議会をはじめ広範な反対世論がある、11月末を目途に署名運動に全力を。

 ⑦加藤さん(建交労農林支部):じん肺闘争勝利、ご協力に感謝。今後はアスベストの問題などに力を入れて取り組んできたい。

最後に、星事務局長が総括答弁に立ち、討論で出された意見をしっかりみんなで受け止めて活動を進めようとまとめを行い、その上で、10・21井上ひさし講演会、10・28国民大集会を成功させよう、政務調査費問題の取り組みに参加しよう、当面緊急に後期高齢者医療制度撤回署名と全県1学区反対・教育署名に全力をあげようと呼びかけ、様々な職場の困難な実態などを地方労連に集中し、その解決

に向けてみんなの力を合わせていこうと締めくくりました。全議案採決の後、橋本さおりさん(建交労東北交通支部)が朗読提案した大会宣言を拍手で承認し、役員選挙に移り、今回で退任する原さん(医療生協労組)の挨拶、新役員の紹介挨拶を終えて終了しました。

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